製図用紙(作図用紙)は市販品で何種類もあるのですが、私が良く使っているのは無地のハトロン紙です。
薄いのに丈夫でまち針が刺しやすく、作った型紙を布地の上においた際、下の布地の柄が透ける為柄合わせがしやすいんです。
ハトロン紙にもいくつかタイプがあるので紹介します。

方眼ハトロン紙(760mm×1060mm)枚数3枚

<メリット>
方眼用紙になっているので簡単に直角に線が引ける。
折り畳んで収納しやすい。
やや厚めなので破れにくい。
柄布を裁断する際にメモリを基準に柄合わせを考慮することができる。
囲み製図の難易度が下がる

<デメリット>
折り目がついている為、製図を写して切り取った後にロール紙のような紙が真っ直ぐな型紙ではなく、布に移すときに浮いてしまう。
洋裁本の付録の製図が、サイズ違いで隙間なく埋め尽くされている時、写そうとすると方眼のメモリも気になり、混乱してしまう可能性がある。
後述する製図用紙に比べて割高

<こんな時に使える>
ギャザースカートやパニエ等の大きな長方形の型紙を使う時。(大概洋裁本には型紙は掲載されておらず、自作することになるので)
作りたいサイズの服のみが製図、または印刷されている物を写す時。

↑このパッケージ以外の方眼ハトロン紙も売ってます。


方眼ハトロン紙だけを机に置いた状態


方眼ハトロン紙と机の間に型紙を置いた時の透け具合

●製図用紙(薄)786mm×1091mm 無地ハトロン紙
<メリット>
方眼ハトロン紙より割安
無地なのでメモリにとらわれず好きなとこに描ける。
薄いので作図を写しやすい。
洋裁本の付録の製図がサイズ違いで隙間なく埋め尽くされている時、写しやすい。
L尺と紙の角を使えば真四角の型紙も作れる。

<デメリット>
何度も使う型紙の場合劣化が激しい。

<こんな時に使える>
直線から曲線まで全ての製図に向いている。




↑製図用紙(薄)ハトロン紙と机の間に型紙を置いた時の透け具合

●製図用紙(厚)786mm×1091mm 無地ハトロン紙

<メリット>
方眼ハトロン紙より割安
無地なのでメモリにとらわれず好きなとこに描ける。
洋裁本の付録の製図がサイズ違いで隙間なく埋め尽くされている時、写しやすい。
何度も使う型紙でも劣化し辛い。
L尺と紙の角を使えば真四角の型紙も作れる。

<デメリット>
厚いので薄紙に比べて作図を写しにくい

<こんな時に使える>
直線から曲線まで全ての製図に向いている。



↑製図用紙(厚)ハトロン紙と机の間に型紙を置いた時の透け具合

私の場合、作図は2HかHの鉛筆で一度描き、出来上がり線を2Bでなぞって濃くなるようにしています。
作図を写した型紙(パターン)はその後シーチング生地に写してトワルを組み、そこからシルエットの修正に伴う型紙の修正を行うので型紙がボロボロになりがちです。その為製図用紙(薄)で描いた製図を製図用紙(厚)に写して型紙にしていることが多いです。

それぞれ長所と短所があるので、自分が作る物と実力や経験に合わせて使い分けるといいと思います。

ちなみにハトロン紙はクラフト紙とも言うため、町の文具屋さんで「ハトロン紙をください」と頼むと薄茶色い洋紙が出てくる場合があります。その際は「無地ハトロン紙をください」と頼むか「ロール紙をください」と頼んでみると良いと思います。

꧁───── 育児日記 ─────꧂

製図用紙の束を魔女の箒🧹みたいにして飛ぶのやめてー!!

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