ここでは左のオレンジのように、2辺が紐と隣接しているモチーフの縫いつけ方についてCGで説明していこうと思います。
この工程は主にかしゆか衣装で何度もつかいます。

01-2のっち後ろ姿左

長くなるので畳みます。


曲線をはぶき四角に置き換えて説明します。
色の表記において、オレンジをORとし、紐で使われているダークオレンジ色を以下DORとします。
<材料>
・その1で使った本体布黒…1枚
・モチーフ布OR …1枚
・DOR紐布15mm幅…2本
・ミシン糸A(レジロ糸)・・・ORより少し明るい色ニット用の糸
・ミシン糸B(レジロ糸)・・・DORより少し明るい色のニット用の糸
<道具>
手縫い針
針山
まち針
ちゃこペーパー(印がつかない時チャコ鉛筆も)
ルレット
カッターマット(机を傷つけない下敷きになるもの)
50cmくらいの定規
しろも
裁ち鋏
糸切り鋏
他50cm定規や文鎮、カッターマットなど必要と判断した道具

<洋裁の基本作業工程>
1、(印が消えかかってたら)布に印付ける
2、印どおりに生地を重ねる
3、まち針で止める(止める順番は両端→中央→その間/印に対して水平に打つ)
4、しろもで印通りしつけ縫いし、縫い止める
5、まち針を抜ミシンをかける
6、しろもを布から抜く

<ミシンで縫う時の手つき>
使う糸は色の薄い生地に合わせ色を選びます。
手つきとしては、針が布に刺さった状態で一度軽く手前に引き、伸ばしながら縫うようにします。
しつけで使った糸は伸びないので、縫いながら糸きりで切ってます。
伸ばした時調度良い針目になっているので、縫い目が裏からみると波打ってみえます。

●2つのパーツの完成イメージはこんな感じ。
02完成イメージ

1)黒い生地の印に合わせてORのモチーフを重ねます。
この時、黒い生地の表面と、OR生地の表面が合わさるようにします。(中表にします)
<洋裁の基本作業工程>で縫い付けていきます。
15、2パーツ目モチーフ止め

2)表に折り返します。
16、2パーツ目モチーフミシン

3)表に返したら、ORを黒い生地になじませます。
袋状にならないように気をつけて、まち針をうっていきます。
まち針をうったらしつけをしますが、ミシンでぬわずそのままにしておきます。
5、2パーツ目モチーフ仮止

4)しつけをかけたところにDORの紐生地を重ねます。
この時も中表になるようにします。
印同士を合わせて、<洋裁の基本作業工程>で縫い付けていきます。
17、2パーツ目紐しろも

5)折り返します。
18、2パーツ目紐折り返し

6)DORの紐の縫い代を、生地の内側へ折り込みます。
まち針でとめ、うえからしつけをかけます。
20、2パーツ目紐ステッチ

7)しつけをかけた箇所にステッチミシンをかけて、縫い止めていきます。
このとき生地はDORですが、糸はORで縫うことをお勧めします。
DORの糸で縫っていいのですが、そうすると光の加減も合わさってステッチが、目立ってしまうのです。
ご本人様たちが着ている衣装はステッチではない縫い方(手縫いでまつり縫い?)で縫われているので、目立たない方がより本物の衣装らしくなると思います。
21完成



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